職種によって異なる評価の段階数

Q.当社では、総合職が5段階評価、一般職が3段階評価であり、職種によって評価段階が違うので、評価者から付けにくいとクレームがきます。変更した方がよいのでしょうか?

A.法律上の問題ではないので会社の自由ですが、運用しにくいのであれば、統一した方が良いかもしれません。

 職種によって評価の段階数が異なることには、それなりの理由があるのかもしれません。例えば、総合職は仕事のレベルに差がつきやすいので、評価にも差を設けやすく5段階評価とするが、一般職の仕事は困難度に大きな差がなく、評価に差を設けることが難しいので3段階評価としている、と考えることもできます。

 一方、評価者にしてみれば、評価の尺度が様々では混乱しますので、評価の段階数とレベル感を統一した方が、運用しやすいでしょう。

 どのようにするかは会社の考え方ですが、一般職の3段階評価を5段階にしたとしても、一番上と一番下の評価レベルの定義を適切に実施すれば、結果は極端には変化しないのではないでしょうか。