賃金の法律知識
給与計算の仕事をしていると “ふと、気になること“ が出てきて、掘り下げたくてもつい業務をこなすことが優先になってしまう。そんなことを感じる人事担当者も多いのではないでしょうか。例えば、“賃金は月1回以上支払わなければならないのに、なぜ通勤手当は6箇月ごとに支給することが違法にならないのか?” これは、労働基準法の賃金5原則に反した取り扱いですが、実務ではよくあるお話です。
このようなQ&A形式で、明確に解説してくれるのが本書です。数ある賃金の解説書の中でもこれほど分かりやすく記述している書籍は、そんなに多くはありません。 著者は元労働基準監督官だけあって細かな実務の積み上げから書かれており納得させられます。
給与計算の担当者なら手元に置いておきたい1冊となるでしょう。
著 者:中川 恒彦
出 版 社:労働法令協会
発 売 日:2005年9月
カテゴリー:実務書(労働法)