働き方の哲学 〜360度の視点で仕事を考える
新入社員研修の参考文献にいかがでしょうか。参考文献といっても、半分はイラストで構成されています。
入社したばかりの新入社員に会社や組織のことを説明するのは、結構難しいかもしれません。また、職業人生について“教える”のは大変でしょう。そんな時、“教える”のではなく、一緒に考えることができる素材が満載です。イメージしやすいイラストを添えて、研修レジュメを作成すれば、スムーズに共有感をいだけるかもしれません。この本は、次の6つのパートに分かれ、リーダーシップ論やモチベーション論などもまじえながら、それぞれにかわいいイラストで解説されています。
PART1 仕事・キャリアについて
PART2 主体性・成長について
PART3 知識・能力について
PART4 働く意味について
PART5 会社の中で働くことについて
PART6 心の健康について
例えば、PART1の最初に「占有者としての仕事」というテーマがあり、仕事のとらえ方が出てきます。「1日8時間×35年=62,440時間を仕事に捧げる」という見出しからスタートし、「仕事がうまくいっていないとご飯もおいしくない」と展開します。そして「あなたの人生に占める仕事の割合はどれくらい?」と考えさせることで締めくくる構成です。わかりやすいなあ、と感じました。
もし、新入社員研修のレジュメを作成中の人事担当者が手にしたら、ヒントを与えてくれる可能性大です。文章だけではなくイラストのイメージで考えさせてくれるので、きっとお役に立つでしょう。著 者:村山 昇
出 版 社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
発 売 日:2018年3月
カテゴリー:絵事典(キャリアデザイン)