賃金制度の構築

 左の図は非常にオーソドックスな賃金レンジのイメージ図で、一般社員が3等級、管理職が2等級という簡略化モデルです。  

 各等級間の賃金レンジはオーバーラップ(重複)しており、スムーズな昇格が果たせるようになっています。ただし、一般社員から管理職へ昇格する場合は、管理職レベルとして責任は重くなり、更なる重要な業務に就くでしょうから、金額が飛躍するよう設計されています(赤い矢印部分)。いわば昔ながらの年功賃金のイメージかもしれません。 

 ただし、横軸は年齢ではなく、社員階層(等級制度)ですので、ドラスティックな運用をすれば、極めて成果主義的な制度にもなり得ます。成果の色彩は評価制度で表現し、賃金制度はオーソドックスに構築するというのも良いかもしれません。